ありがとう、また逢おう。
2018年11月7日午前1時半、ポッキーは家族みんなに見守られながら静かに眠りました。
ご報告が遅くなりすみません。
享年8年9か月、あまりにも早すぎる別れでした。
正直、まだ心の整理が出来ていません。
それでも心配してくれていた方や、今まで可愛がってくれた方にはちゃんと報告しないといけないと思い、書いています。
クッシングと診断されておよそ3か月、その間に様々な症状が現れ始めました。
食欲不振に始まり、虚脱感、貧血、膀胱炎、、、最後には肺炎まで患ってしまい、正直最後の数日間はかなり苦しかったのではと思います。
病院に行く回数も増えました。
最後には1日3回も、皮下注射を打ちに行きました。
6日、朝からポッキーはよく鳴きました。
なんだかみんなを呼んでいるような、自分に気合を入れているような、そんな鳴き方でした。
呼吸がはやく、時折ゼエゼエ音が聞こえるほどに苦しいはずなのに、必死に鳴くんです。
昼過ぎに、病院から紹介してもらった酸素カプセルをレンタルしに行きました。
少しでも呼吸が楽になればと。
夜になり、弟が帰ってきたタイミングで僕ら夫婦は少し仮眠をとることにしました。
前日からあまり寝ずに看病していたので。
「何かあったらすぐに起して。」と約束をして。
それから2時間ほど眠ったでしょうか。
母が涙に歪んだ顔で部屋に来ました。
「だめかも」と。
その瞬間僕らは飛び起きてリビングへ走りました。
リビングには出かけていた父が帰ってきていました。
そばには酸素カプセルから出て横たわっているポッキーの姿が。
もう呼吸は止まってしまっていました。
体はまだ温かかったです。
「俺が帰ってきたら、体をむくっと起こしてくれたんだよ」と、涙を堪えきれず震える声で父。
家族がみんな家に帰ってくるまで、必死に待っていてくれたんだと思いました。
皆の手がポッキーを包み込みました。
妻と両親が泣いている横で、僕ら兄弟は必死に涙をこらえます。
全員が泣いてしまったら、ポッキーが困ってしまいそうだったので。
祖母も寝室から来てくれました。
みんなで震える声で「ありがとう」と言いました。
きっと聞こえていたと思います。
月並みですが、とても安らかな寝顔でした。
全ての苦しみから解放されたんですから、そりゃ気持ちが良いでしょうね。
今まで頑張ってきた分、天国でのんびり過ごしてほしいです。
どうせ僕らもいつかは死ぬんですから、それまでの間、少しだけお別れするだけです。
寂しいのは、僕らが生きている間だけ。また逢えると信じています。
語りたいことは沢山ありますが、まとめきれません。
とてもつらいですが、ポッキーがくれた幸せは一生忘れません。
今までも、そしてこれからもずっと愛してるよ。ありがとう。
最後に、ポッキーに関わってくれたすべての方に感謝します。
ありがとうございました。